マーそういうわけで4月の31日にはしりを3個食べて以来コツコツとかぞえていたのですが、なんというか困ったことにイザ数え始めるとイマイチ食う手が鈍ってしまいまして。

純粋に「食いてえ！」というパッションでいちじくに手が伸びるのではなく、ひょっとしたらわたしは数を数える為に食べているのではないか。
フトそんなことを考えてしまったわけです。
なんでそんなことかんがえたんだか。ようわかりませんが、あげく、素直に食べりゃいいものを、なんとなく我慢をしてしまうようになってしまいました。なんてばかばかしいんだ。がっくり。

このままだと去年の900個が嘘だと思われてしまいはしないか？
だけどなあ。
いまわたしはこの目の前のいちじくを食べたいのか？いや、それはとても食べたいけども、それでいいのか？頭のなかにいろんな思いが交錯します。

それでもまだ6月は119個食べています。自分と闘って119個。
いちじくの前で腕組みをしてしまうことの多い夏でした。

しまいにいちじくを食べたい気持ちがさほど湧かなくなってしまったのでございます。

わたしは9月以降、もう今年はいちじくはいいことにしました。オミヤゲでいただくのは嬉しいし大歓迎ですが、もう自力では気持ちがいちじくについていけません。わたしは問題を解決するより、すたこら逃げるタイプです。

さようなら、いちじく。心の弱いわたしでごめんね。来年はまた純粋な気持ちで食べることができるかもしれないからね。またね。

そして今、いちじくを失ったわたしの食生活を支えているのは「厚揚げ」です。
すでに主食に近い。でももう数えないことにしました。
毎日おいしいです。