モハメドが現れました。
モハメドとはうちの台所にあるアロハ醤油の蓋のなかに住む推定二匹暮らしのアリたちであります。 そんな馬鹿なと言われても実際に住んでいるんだからしょうがない。まとめてモハメドと呼ばれています。 冬の間もたまに見かけることはありましたが、1カ月に1度くらいの頻度ですし、なにしろヤツらは小さい。何度も言いますが、アリですからね。
まあそんな心配の冬でしたが、本日4月1日、モハメドを一気に発見いたしました。まさに啓蟄っていうんでしょうか。春なんですねえ。
初めて出会ったときにも2匹暮らしと知ってたいそう驚きましたが、どうやら今は3匹暮らしの様子です。ははははは。もう驚かねえよ。どだい醤油の蓋のなかで暮らすアリってだけですでに充分で、そこに2匹暮らそうが3匹暮らそうが、知ったこっちゃないや。
4匹目のモハメドがタイルの壁をおっちら昇っていくのを発見しました。そして複雑な気分のわたしの見ている目の前で4匹のモハメドは次々に醤油の蓋に消えていったんであります。
はじめから4匹なのか、どこからかスカウトしてきたのか、見当もつきません。それともまだ数匹が、中に潜伏しているんでしょうか。働きアリばかりなんで、ここで増えたってことはないと思うんですが。
でも一回中を見てしまうと、こびとの靴屋みたいにモハメド達がわたしの生活からふっと消えてしまうような気がしてしまいましてね、覗けません。ははは、笑ってもいいですよ。
まったく世話の焼けるモハメドたちです。でも冬を越しておめでとう。よかったね。 |