最近の流行「豆を煮る」 これが楽しいんだね。例によって「ひとり豆煮クラブ」を作りました。ジャーン。
「ひとり凧クラブ」はわたしが紫外線湿疹の体質なので夏は休部。落雷も怖いしね。
そのぶん「ひとり豆煮クラブ」は活気があります。
夏の午後、豆を煮る。おもに黒豆か小豆。 洗って8時間ほど水を吸わせた豆を、中火にかけ、あくをとり、弱火に落として差し水 をしながらじとじと煮ていく。 これがね、またひとりになる作業というか、実におとなの仕事ってかんじがするね。 さし水をおこたると豆にしわがよる。もっとおこたると焦げる。正面から豆に向かい 合う時間。たまんない。 砂糖なんかは入れないの。料理をしたいわけじゃなくて、豆を煮たいんだよ。 黒豆なんかは特に煮ている間も甘い香りがして、煮上がればまたふんわりと豆の甘味 がする。それをそのまま食べる。暖かい豆もおいしい、冷やしていただいてもまたお いしい。お鍋一個を晩朝昼でだいたい食べきるから、また翌朝、その日の午後の豆を 洗う。8時間、水を吸わせる。 ライフイズビューティフルだ。 豆は凝らなくても平気。大事なのは「煮心」なんだからスーパーで売ってるホクレン ので充分。煮心、豆を選ばず。 誰しも、たまには豆を煮るといいと思う。豆煮セラピー。
1999/8/20 |