OHTAKI'S MODERN CARTOON

初ぞう初きりん の巻

数年前にとつぜん思い出しました。
はじめてぞうを見たときのことなんです。

はじめてぞうを見たとき、みなさんは何を思われましたか?

わたしはね「ちっちぇえ!」と思ってもう、はてしなく、ガーーーーーーックリいたしましたんですよ。そのガーーーーーックリ感をね、いまあらためて、まったくだよなあとカミシメているわけです。

まだ、ぞうを見たことのなかった幼児のわたしですが、ぞうはおおきい、っていうことはなんでか知っていたわけですね。
誰が吹き込んだかはわかりませんが、マー幼児なりにいろんなところから情報収集をしておったんでしょう。絵本、童謡、チチハハの話、すべてが
「ぞうはね、とっても、大きないきものなんだよ」
そういうことになっていました。

わたしはもうわくわくわくわくして、ぞうはおっきいんだ、すっごくおっきいんだ、とおもっていたわけですよ。

そしたら、あれでしょう?
グァクーーー。(これは80年代の伊東四郎調で)

わたしはねえ、 かるく二階建てのおうちくらいはあるもんだと思っていましたね。

視界に入りきれないような、それくらいのイキモノを期待していたのですね。そしたらまああなた、すんなり全身見えちゃうし。
「ちっちぇえ」
期待なんかするもんじゃないね。
 

むしろきりんですよ。
失意のぞうから驚愕のきりんへ。
きりんを見たときは、心底たまげました。

きりんは「のっぽ」とか「背が高い」ってことになってますが、あれはそれ以前に「でかい」んじゃないでしょうか。
でかいついでにタッパもあるということのような気がする。「デカ」が理由で「タッパ」が結果です。そうかな?

「背が高い」という表現なので、わたしはついうっかり身近の「背が高い」すなわち、チチを想定していたのです。チチは当時180センチ。いまはチト縮んだようですが。マーそういうチチなんで幼児にとって「背が高い」といえばチチくらいなわけです。きりんもチチがやや大きくなったくらいだと思っておりましたんですね。

そしたら、たまげたたまげた。でか。
わたしはきりんを「のっぽ」とか「背が高い」とかそういう生やさしい表現をすることに疑問を覚えますね。ズバリ、「巨」というのがわたしのきりんへの評価です。舌は黒いし。まったくきりんめ。
 

そういうはなしをフジエくんにしていたら「そのぞうがインド象だったんじゃないか?」と言いました。(注・インド象は小柄)
そういうかんがえかたもあったか。
 

tulipa@mamioh.com *MAMI OHTAKI*

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