数年前にとつぜん思い出しました。
はじめてぞうを見たときのことなんです。 はじめてぞうを見たとき、みなさんは何を思われましたか? わたしはね「ちっちぇえ!」と思ってもう、はてしなく、ガーーーーーーックリいたしましたんですよ。そのガーーーーーックリ感をね、いまあらためて、まったくだよなあとカミシメているわけです。 まだ、ぞうを見たことのなかった幼児のわたしですが、ぞうはおおきい、っていうことはなんでか知っていたわけですね。
わたしはもうわくわくわくわくして、ぞうはおっきいんだ、すっごくおっきいんだ、とおもっていたわけですよ。 そしたら、あれでしょう?
わたしはねえ、 かるく二階建てのおうちくらいはあるもんだと思っていましたね。 視界に入りきれないような、それくらいのイキモノを期待していたのですね。そしたらまああなた、すんなり全身見えちゃうし。
むしろきりんですよ。
きりんは「のっぽ」とか「背が高い」ってことになってますが、あれはそれ以前に「でかい」んじゃないでしょうか。
「背が高い」という表現なので、わたしはついうっかり身近の「背が高い」すなわち、チチを想定していたのです。チチは当時180センチ。いまはチト縮んだようですが。マーそういうチチなんで幼児にとって「背が高い」といえばチチくらいなわけです。きりんもチチがやや大きくなったくらいだと思っておりましたんですね。 そしたら、たまげたたまげた。でか。
そういうはなしをフジエくんにしていたら「そのぞうがインド象だったんじゃないか?」と言いました。(注・インド象は小柄)
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