OHTAKI'S MODERN CARTOON

恋するアホウの巻

春ですね。
桜の開花宣言と同時進行で誰かの恋の話が飛び込んでまいります。

しかしあれですな。
恋をしてるひとというのは、いいかんじにアホウですな。

もちろん不肖わたくしにもアホウな思い出がさりげなくあるわけで、よそさまのことだけを言っているわけではありませんでして、顔を赤くしながら、冷汗三斗で申し上げる次第なのですが、それにしてもね、恋というものの、あのアホウさはなんなんですかね。

やっぱり動物になっちゃってるからですかね。
でもアホウにならないと恋なんて異常事態に飛び込めないですからねえ。

ええかっこしいでいつも自制して自分のアホ化を避けているお方には恋の扉は開かないといいますか。アホウになってはじめて開く恋の園。そこはアホウに満ちたアホウランド。素晴らしきかな、アホウ。だって恋してるんだもん。

アホウだから恋ができるのか、恋をするからアホウになるのか。
アホウが先か、恋が先か。
まあアホウの要素があって恋をしてアホウが全開になるのでしょうな。
「世界の中心で愛を叫ぶ」というのがありますわなあ。どんな話かは知らないけれどもいいタイトルじゃないですか。言葉として決まっている。そりゃもうジョン・トラボルタ主演/サタデーナイト・フィーバーのポスターを思わせるくらいビシイ!と「決まった!」というかんじがする。誰が叫ぼうと、愛なんてもんを叫ぶ場所は、いつだって世界の中心でありましょうよ。

電車の中や公園、喫茶店、コンビニ、どんなところにも男と女がいるかぎり、恋があり、恋あるところにアホウの花が咲く。
そして恋が終わったときにアホウの花は散り、人は我に返り虚脱する。

春はいいですね。
野に山に、花とアホウが咲き乱れています。

tulipa@mamioh.com *MAMI OHTAKI*

BACK TO [NONKI de GO! / MENU]