我が借家の庭にある竹がことしの春も愛らしい竹の子を生やしてござる。
そして6月7月。
ばんばん伸びる竹がもうれつな勢いで庭にばらまくのがね、竹の皮ですわ。
それはもうどんどん伸びてはどんどんむけて、ばんばらばんばら剥がれ落ちていく。庭が竹の皮だらけですわい。しかも竹の皮っていうのは妙に固くて、風にころがる音もからからと硬質なかんじ。またあれが腐らないんでいつまでたっても庭をからからからから転がってはどんどんどんどんたまっていく。しかも丸まってるからかさばるんだなこれが。
さすがに気になって熊手でかき集めながら、フト見るとこれから落ちる予定の皮をつけた竹どもが。皮は半分剥がれながらもしっかりと節にくっついてる。うーむ。
「皮とは剥けるもの」
なんだかそんなことをシミジミと感じました。
そんなことをシミジミと感じなくともよいのですが。 |