OHTAKI'S MODERN CARTOON

あなたとわたしの仲の巻


春ですな。
いま、わたしが親しくしているかたがた。
ナカヨシと呼ばせていただいている人、マブダチと紹介することのある人、なにも肩書きのつかない人、わたしはこのひとたちとどうやって知り合ったのだっけ。

誰かの紹介。
仕事をして以来のつきあい。
知り合いの娘さん。
たまたま集まった遊びの場に居た人。

なんかそんなところだと思います。

紹介してくれた人そのものとはサッパリ付き合いが無くなったけど、紹介されたその人とは濃い付き合いが続いている場合があります。
一緒に仕事をした人は山のように居てもときどき連絡をとりあったり一緒にゴハンを食べたり仕事の発生しない場所でも会う人はひと握りです。
直接の知り合いだったのは親のほうだったのだけど、いまや子供のほうがより親しいっていうこともあります。
遊びの場の、どうにも気のあわなかった人たちのなかでぽつんと親しくなって地味に続いている人もいます。

わたしはあまり社交的ではないしワガママで偏屈なので、猛烈に狭い交友範囲しかもっていませんし、それが広がることもそうそうないです。
それでもそうやって親しくしてもらえている人と一緒にいるうちに、また誰かを紹介されたりもする。

妹さんだったり、学校の友人だったり、遊び仲間だったり、恋人だったり。
親しくなるひともいるし、ならないひともいる。
親しくはならなくても、たまに会うのが楽しみな人もいる。

結局のところ、人の仲っていうのはいつでも1対1なわけで、たとえばだれかの紹介だから親しくできるってわけもないし、誰かの友達だから好きになれないってわけでもないのだなあ、なんてことを噛みしめます。

転校生がやってきて先生が「仲良くしてあげてね」って言うでしょう。アホウだね。
便宜上言ってるとしても、そんなことは誰かにお願いされるスジアイじゃない。
われわれはみんな、ひとりで成り立っている。

春、たくさんの人たちが新しい場所に入っていく季節にそんなことを思ふのであります。旧かなづかひで。
 

tulipa@mamioh.com *MAMI OHTAKI*

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