どうも最近劣化がはげしいです。
わたしの。 年をとるということは、生命体として劣化していくことなのだよなあ、とシミジミ思います。 朝起きて、顔を洗って、鏡を見る。
おかげで、最近あわてて日常的に化粧なんかするようになりました。じゃ、いままではしてなかったのか?という話になるわけですが、してませんでした。いやまあよっぽどのときはしましたけど、そんなの年に数回ですから。めんぼくない。久しぶりにお会いした大阪在住のとし子さんに日常的な素顔状態を激しく注意され、あわててエスケーツーなんか買ってきた次第です。 食生活なんかもね、なかなかですよ。
臑なんかほっとくとかっさかっさ。紙みたい。タ〜フラマカン。歌いたくもなりますわい。もくもくとボディーミルクとか塗ってマッサージします。体調わるいときなんか塗っても塗ってもかさかさです。感慨深いです。 先日なんぞは結婚とか出産とか考えている同年代女性と話していて、自分がすでに高年齢出産といわれる対象であるというのに気が付きました。そろそろ生殖能力からリタイヤメントってわけです。ホホホ。ウエルカム。産もうと思ったことも欲しくもないんで気にしてなかったら気が付きませんでした。 気にしてないから、気がつかない。 たぶんわたしは去年の朝も、すでに、起きたらばあさんだったのだと思います。
まあそういうことでしょう。
「さびない、ひと」という化粧品のコピーがありますが、そういう幻想はサビシイ。現にそのコピーの横で笑う女性はアイドルから一世を風靡しながら生きてきたひとだけど、さびてないとは言いがたい。むしろ、アタリマエに錆びてなおきらめいていることに彼女の価値を感じるな。それを「さびない」ということにしたいのはわかるけど、でもねえ。
昨年と食事の量が変わらなくても代謝量が落ちているから当然のように太る。
どうだい。すげえだろう。
劣化して劣化して劣化しつくしてぽきんと果てる。
女は40からがおもしろい、みたいなことをメディアがいいますが、ちょっとちがうね。
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