わたしは底意地が悪いです。
あんまり自慢することじゃないですが、まあ面白いように悪い。 仕事から、わたしのことをほんわりしたイイ人だと思っているかたも多いですが、おおまちがいですね。ハハハ。 いや、わらいごとじゃないですが。 誤解っていうのはありがたいもんです。 わたしは好きなものについて語るとき、相当熱いですが、同じように嫌いなものについて語るときも、燃えるように語ります。そりゃあもう腕によりをかけて、ムチャクチャ細かい描写をしながら、とことん底意地悪く語ります。
嫌いなものは重要です。
だいじなものを、脅かされる。
脅かされそうになると、それを守ろうとしてしまうでしょう。
わたしはじぶんにそういう思いをさせたものが憎いです。
そして嫌いなものからなにかを守ろうとする姿勢は、じぶんの弱みを発見することにもなるんじゃないでしょうかね。
きらいなもののないひとは、なにごとにも脅かされない、強靭なひとなのだと思います。 すきなものを庇いたいがために、きらいなものに熱心になる。
わたしは今日もきらいなものについて熱心に考え続けています。いやだいやだ。
|